How to License Microsoft's Servers For Our Virtualized Environment
▼VMware ESX上で、各Windows Server ライセンス1つあたりで、許されるWindows OSのVM数は以下の通り
・Windows Server 2003 R2 Standard Edition(Server License + CALs) …1VM
・Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition(Server License + CALs) …4VM
・Windows Server 2003 R2 Datacenter Edition(Processor Licenses + CALs. プロセッサ2個以上。マルチコアでも、追加ライセンス料は不要) …制限なし
1つの物理サーバ上のVM数が
・1〜3個のとき → Standard Editionが割安
・4個のとき → Enterprise Edtitionが割安
・5個以上のとき → Datacenter Editionが割安
です。
【簡易計算ツール】Windows Server Virtualization Calculators
▼ライセンスはVMを動かす時に必要(ランニング・ベース)
・VMを起動しない限り、VMのイメージファイルをSANにいくつ保存しておいても追加ライセンスの購入は不要。
・例えば、SANに100VM分のイメージファイルがあっても、稼動させるVMが最大4つの場合は、Win 2003 EEのライセンス1つあればOK。
▼ラインセンスは物理サーバに紐づく
・ライセンスの再割り当ては、割り当て後90日間できない
・ただし物理サーバが壊れたら再割り当てできる
(VMotion関係)
・仮想マシンの移動は何ら制限されない。
・仮想マシンとライセンスはセットで移動できない。移動先の物理マシンに適切なライセンスがあらかじめ必要。
(CAL、Management Licens関係)
・デバイスCALはデバイス単位でOK。PC上のOSE(operating system environment。物理サーバ or VM)数は関係ない。
・MLは管理対象の物理デバイス単位でOK。管理される対象内のOSE数は関係ない。
▼Exchanage Serverに関して
・Server Licens + CALモデル
・1つのOSE上で、Exchange Serverのインスタンスは1つ
▼SQL Serverに関して
・Server Licens + CALモデルとProcessor Licensモデルがある
・ライセンスされたOSE上では、SQLのインスタンス数に制限は無い
・Server Licens + CALモデルの場合、1つのOSEに対して、1ライセンス必要
・Processor Licensモデルの場合、OSE内プロセッサ数分のライセンスが必要(つまり物理サーバのプロセッサ数は関係ない)。ただしEnterprise Editionの場合、物理プロセッサ数分のライセンスがあれば、SQL入りのOSEに制限は無い。
▼BizTalk Serverに関して
・SQL ServerのProcessor Licensモデルと同じ
【ソース】
●VMworld 2007 Infrastructure Planning No.21 セッション資料
●Licensing Microsoft Server Products with Virtual Machine Technologies Whitepaper
仮想化技術使ったときのWindows OS, SQL Serverライセンスの取り扱いに関するホワイトペーパーです。
●Licensing Microsoft Windows Server 2003 R2 to Run with Virtualization Technologies
VMware ESX上でのWindows OSライセンスの扱い、VMotion利用時の必要なOSライセンスなどに関する資料です。